痔を鍼灸治療で治す

痔の治療について

 

軽度の痔の治療は薬を使って自分で治療することになります。種類としては、塗り薬、注入軟膏、坐薬、内服薬などがあり、中でも塗り薬はまずは最初に使われることが多くなっているようです。

 

塗り薬にはステロイド入りもあり、出血や腫れがひどい時には有効です。内服薬では主に肛門にうっ血が生じないようにするため、排便をスムーズにすることが狙いとなっていて、軟膏などと併用して使用する人も多くなっています。

 

痔の症状がひどい場合はやはり医師の治療が必要で、時には手術をしなければならないケースもしばしばあります。

 

内痔核では手術ではない注射療法も外科的治療として行われますが、外痔核も含め、切開手術をすることも一般的に行われています。

 

又、最近では鍼灸による痔の治療も評判になってきているようです。これは身体の体質的な改善という効果もあって評価がされているのです。

 

鍼灸は、皮膚や筋膜などの体表部位に古来から経絡、経穴と呼ばれてきた特定の部位に鍼や灸を用いた刺激を与えることで、各種疾病に対して治療的な介入をする東洋医療技術です。

 

現在ではアジア各国を中心に、欧米でも広く活用されており、1999年にはWHOから鍼治療の基礎教育と安全性に関するガイドラインも発表されています。